タンパク質


タンパク質は、身体を構成する細胞質の主成分です。人の身体は、体重の50~60%が水分ですが、これを除いた乾燥成分の30~40%がタンパク質です。筋肉・爪・皮膚・臓器・毛髪・血液・酵素・インシュリン・脳下垂体ホルモン・免疫抗体・遺伝子など、様々な部分を構成しています。
また、タンパク質は、エネルギー源としても利用されます。タンパク質1gあたりのエネルギーは4kcalです。

タンパク質の構造
タンパク質は、アミノ酸が数十~数千個も重合してできた高分子化合物です。タンパク質を構成するアミノ酸は20種類存在し、この組み合わせで10万種類にもおよぶたんぱく質が構成されています。タンパク質の分子は、あまりにも大きいため、そのままでは消化吸収できません。そこで酵素が加水分解してアミノ酸に分解し、腸粘膜から吸収されるようにします。

アミノ酸の種類
体内で合成して不足を補うことができる11種類のアミノ酸を「可欠アミノ酸」、体内で合成できない9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と言い、2つに分類されています。必須アミノ酸は食事またはサプリメントから摂取することが不可欠です。
体内では、タンパク質に再合成されたアミノ酸のほかに、 「遊離アミノ酸」と呼ばれる、細胞や血液中などに蓄えられているアミノ酸もあります。実際、可欠アミノ酸を含む多くの遊離アミノ酸は、私たちの生体を維持するために、とても重要な役割を担っています。


グリシン(Gly)、 アラニン(Ala)、バリン(Val)ロイシン(Leu)、セリン(Ser)、スレオニン(Thr)、システイン(Cys)、アスパラギン(Asp)、グルタミン(Gin)、チロシン(Tyr)、イソロイシン(Ile)メチオニン(Met)フェニルアラニン(Phe)、プロリン(Pro)、トリプトファン(Trp)、アスパラギン酸(Asp)、グルタミン酸(Glu)、ヒスチジン(His)リジン(Lys)、アルギニン(Arg)
赤字は必須アミノ酸。


必須アミノ酸の働き
イソロイシン
成長促進・肝機能を高める・神経系の働きを高める・血管を拡張する
ロイシン
肝機能を高める
リジン
成長促進・肝機能を高める・集中力を高める
ヒスチジン
成長促進・ストレス予防・性的興味を高める
(子供は体内で充分な量を合成できないため必要とされている)
バリン
成長促進・血液中の窒素バランスを保つ
トリプトファン
うつ病改善・睡眠障害改善・痛みを和らげる
スレオニン
成長促進・肝臓へ脂肪が蓄積するのを予防する
フェニルアラニン
脳の働きを高める・血圧上昇・うつ病改善
メチオニン
傷の改善・うつ病改善


美容とアミノ酸
お肌のカサつき、くすみなどのトラブルの多くはアミノ酸不足と大きく関係があります。
私達の皮膚の一番外側の角質層にどれくらい水分があるかが肌のうるおい感を大きく左右しているのです。そしてこの角質層の中にある天然保湿成分(NMF=Natural Moisturizing Factor)はアミノ酸でできています。

また、お肌にハリをもたせるコラーゲンアミノ酸からできています。
ダイエット時においても脂肪が燃えやすい身体をつくるためにはアミノ酸が必要です。 筋肉の原料であるアミノ酸を補給しながら、有酸素運動を行うことによって、筋肉組織が増えます。脂肪の燃焼工場である筋肉が増えることによって、基礎代謝が高まり、消費エネルギーが増え、太りにくい身体がつくられるのです。ダイエット後も体型維持のためにもアミノ酸を利用し、リバウンドしにくい体質に変えましょう♪


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